タクシン首相は2日19時からタイ・ラック・タイ党本部内で予定されていた記者会見を急遽キャンセルし、報道陣を避けるように党本部ビルの裏口から退出しました。 開票状況の大勢が判明していないとの理由でキャンセルされたこの記者会見では、総選挙後の方針等について明らかにされる予定になっていたようです。 また、バンコク選挙区を中心に予想以上に棄権票が多いことを受けタクシン首相が善後策を協議する為に3日に党幹部を招集するとの話もあるようです。 一方、開票状況に関しては3日朝までに大勢が判明すると見られているようですが、とりあえず現在の所ぺーチャブリー県第一選挙区で20%未到達候補者第一号が誕生する勢いで開票が進んでいる他、小政党の候補者が全滅し全てが単独候補となったソンクラー県内の選挙区でも同様に20%未到達がほぼ確実な情勢で開票が進められているようです。 また、バンコクでは、タイ・ラック・タイ党報道官のシター君の選挙区や元バンコク都議会タイ・ラック・タイ党議連代表のポンピスット君の選挙区等で棄権票が候補者支持票を上回る情勢で開票が進められており、特にポンピスット君は20%に到達しない可能性もあるようです。 一方、今回の総選挙で投票箱を中心にした投票所の配置が変えられた事により、投票内容が係官等に丸見えであるとのクレームが各地で寄せられており、投票の秘密を保障した選挙法に違反しているとの指摘もされているようです。
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