・22日深夜、パッターニー県ヤッリン郡内で、路上脇に潜んでいた人数不明の一味が、路上の警戒作業にあたっていた警察関係車両の通過に会わせ路上脇に仕掛けられていた爆発物を爆発させると共に車両に向け銃を乱射し、約5分間に渡って銃撃戦を展開した後に路上に鋲を撒きながら逃走。爆破及び銃撃戦で7人が負傷。 ・23日19:00過ぎ、ヤッラー県ガーバン郡内で、路上を無目的に行き来していた精神を患う38歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され軽傷。更に20:00前、同じくガーバン郡内で、村長及び2人のイスラム系住民を乗せ路上を走行中だった車が、バイク数台に乗った人数不明の一味に銃撃され、同乗していた住民2人が重傷。村長は危うく難を逃れる。 ・23日、マレーシア国営通信は、同国のサイエド外務大臣とニット外務大臣の会談の席上で、南部問題は宗教対立以上に社会・経済的な矛盾点に由来しているとの認識で一致した上で、共同で南部国境三県域内に於ける社会・経済開発に取り組む為に専門員会を設立し検討を行う方針が確認されたと伝える。一方、ニット外務大臣は帰国後行われた記者会見の席上で、アブドゥラ首相が平和的手段を基本に置いた現政権が進める対策に全面的な支持を表明した上で、あらためて必要な協力をする意向が伝えられていた事を明らかに。 ・24日昼過ぎ、ナラーティワート県バーヂョ郡内で、市場の警戒作業にあたっていた2人の警察官が、買い物客に紛れていた2人組の男に銃撃され死亡。事件発生当時、市場内は約100人以上の買い物客で賑わっていた。
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