26日から27日の日程で南部国境三県域を訪問したスラユット首相は、あらためて住民参加による一致団結と平和的な手段が南部情勢正常化の鍵を握るとの認識を示しました。 その上で、地元の関係当局が住民の中に入り理解を共有し合いながら一致団結して地域開発に取り組む事が、地域に最大限の利益をもたらすことに繋がるとし、それを支援する為に中央政府側は平和的手段を基本に置いた正常化への取り組みや地域内に於ける一致団結体制の創成に向けた礎作り、及び一般大学やイスラム教大学の誘致を含む地域内に於ける教育開発に注力する方針を明らかにしました。 また、国境を接するマレーシアとの協力関係に関しては、将来的に地域開発面で協力を仰ぐ事になるとの見通しを示していました。 一方、スラユット首相は今回の訪問で、12月16日に自宅に押し入った一味に銃撃され重傷を負いながらも、所持していた拳銃で報復射撃し一味二人を殺害した村長に懸賞金等を進呈したようです。
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