・27日未明、ヤッラー県県都内リドン地区内にある学校が放火され、ほぼ全焼。 更に、放火された学校がある地域を管轄するラムマイ地区警察署管内で27日10:00過ぎ、市場内の警戒作業にあたっていた同警察署に所属する49歳(報道により47歳)の警察官が、人数不明の一味に銃撃され重傷。一味側は路上に偽爆弾や鋲を置きながら逃走。 何れの犯行も、26日未明にラムマイ警察署管内で7人の容疑者が逮捕された事に対する報復と見られる。同警察所管内では26日朝に、一味側に煽動されたと見られる、主に女性で構成された住民約70人が警察署前に集まり逮捕された容疑者の釈放を求めた抗議活動が展開されていた。 ・27日4:00前、ナラーティワート県ターク・バイ郡内で、野菜の苗の販売の為にバイクで市場に向かっていた60歳の男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され重傷。 ・27日5:00頃、ナラーティワート県スンガイ・パーディー郡内で、イスラム系住民の家屋が放火され、ほぼ全焼。火災発生当時、家主はゴム農園での作業の為に外出中で、屋内には19歳の息子一人だけがいた。 ・27日午後、ソンクラー県テーパー郡内で、バイクで路上を走行中だった30歳のイスラム系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され重傷。 ・27日15:00前、ヤッラー県ベートン郡内で、バイクで路上を走行中だった21歳の仏教系住民女性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。女性は、働いているゴム園の農場主の家から自宅に戻る途上だった。 ・27日夕方過ぎ、バイクの二人乗りで路上を走行中だった47歳と19歳の仏教系住民母子が、バイクに乗った二人組に銃撃され息子が重傷を負い、母親が軽傷を負う。現場には仲間9人を逮捕した報復の為の犯行であることを認めた紙切れが置かれる。警察側は同日未明から朝にかけて発生した学校放火、警察官銃撃事件と同様に、26日にイスラム系住民7人(一味側は9人と主張)が逮捕された事に対する報復との見方を示す。
【南部情勢の最新記事】
パッターニーの結婚式会場で発砲、新郎の父...パッターニーで銃撃戦、分離主義組織関係者...新興分離主義組織幹部を逮捕、パッターニー...ナラーティワートで金行店主が射殺、貴金属...仏教徒の男性が射殺された上で車もろとも火...タイの地元新聞を読む