・4日23:00過ぎ、ナラーティワート県スンガイ・パーディー郡内で学校が放火されると共に、付近に仕掛けられていた爆発が警戒作業にあたっている当局関係車両の通過に会わせ爆発。人的な被害は無し。 ・5日10:00頃、パッターニー県ガポー郡内で、路上脇に潜んでいた3人以上と見られる一味が、予め倒しておいた立木で路上の警戒作業にあたっていた当局関係車輌の車列の進行を妨害した上で、当局間軽車両に向け銃を乱射し当局側とのあいだで約5分間に渡って銃撃戦を展開し逃走。尚、この銃撃戦による当局側の人的な被害は無し。また、その後、現場から約500mとーる離れた家屋内で逃走中だった容疑者の1人を逮捕し取調中。一部報道は、銃撃を受けた当局間軽車両は、県高官の護衛作業中だったと報じる。 ・5日10:00過ぎ、パッターニー県ガポー郡内で、前日に一端は散会していた住民等約50人(報道により約200人)が郡警察署前に集まり容疑者の釈放を要求。その後、容疑者自身が、実父を通して面識が無い「住民」による釈放要求活動を止めて欲しいとのメッセージを住民側に伝えるも、住民の一部がそれを無視して先鋭化し警察署周辺の設備や備品の一部の破壊を開始する場面や、更に主に女性で構成された「住民」約50人が釈放要求活動に合流する動きを見せ警察側に阻止される場面も見られたが、最終的に親族側が70万バーツの保釈金で仮釈放に応じるとする警察側の提案を受諾すると共に、同県イスラム教委員会のウェードゥーラーメー委員長(立法評議会議員)が参加した「住民」を説得し16:00頃に散会。容疑者の親戚は、集まった住民の殆どが「知らない顔」で、恐らく一連の不穏な動きに関与している組織によって動員されたものと見られると語り動揺を見せた。また、「住民」の中に混じっていた一人のイスラム系住民男性は、友人と共に無理矢理参加させられた、他の地区に住んでいるため容疑者の事については一切知らないと証言。 ・5日19:20頃、ヤッラー県ヤッハー郡内にある警察官住宅に向け銃弾四発が打ち込まれるが人的な被害は無し。 ・5日夜半、パッターニー県トゥンヤーンデーン郡内の路上5ヶ所に燃えたタイヤが放置される。この事件に絡みタイヤとガソリンを所持していた21歳と22歳の男を二人を路上で逮捕。二人組は地域内に於ける情勢を煽動する為に燃えたタイヤを路上に放置した事を認める証言を行っているが、背後関係に関しては不明。 ・6日夕方過ぎ、南部国境三県域と県境を接するソンクラー県サバーヨーイ郡内で、村道内で焼きルークチンを販売していた38歳のチァン・ラーイ県出身の男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され死亡。 ・6日20:30前、パッターニー県サーイブリー郡内で、人数不明の一味が38歳の仏教系住民の家屋に火炎瓶を投げつけつと共に、銃を乱射。家屋の一部が焼損したものの、当時屋内に居た一家五人は全員無事。
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