18日22:45頃、ナラーティワート県ターク・バイ郡内で、幹線の警戒作業にあたっていた軍車両の通過にあわせ、路上脇に仕掛けてあった爆発物が爆発し、軍関係者3人が負傷を負うという事件が発生しました。 使用された爆発物は、携帯電話を使用した遠隔起爆式の物だったと見られているようです。 また、ほぼ同時刻に同県スンガイ・パーディー郡内(報道によりヂョアイローン郡内)で、41歳(報道により39歳)の村長が自宅前にいるところで、付近に潜んでいた二、三人と見られる一味に銃撃され死亡するという事件が発生しているようです。 更に、19日夕方過ぎに、ナラーティワート県スンガイ・パーディー郡内の家屋内で、35歳の元副村長が頭に銃弾を二発受け死亡しているのが発見された他、ヂョアイローン郡内では同日20時過ぎに、政府が進める就業機会創成政策により国境警備警察関連施設に勤めている29歳のイスラム系住民女性が食堂内で銃撃され死亡する事件が、更にほぼ同時刻に同県ランゲ郡内で、45歳の村長が自宅前付近に潜んでいた一味に銃撃され負傷を負うという事件が発生しています。 また、同県バーヂョ郡内では19日夜半に、10人以上と見られる一味が森林保護局関係者の宿舎数件に押し入り、少なくとも一件の宿舎内から銃一丁及び銃弾を強奪し逃走しているようです。 一方、ヤッラー県グロンピナン郡内中心部では19日17:00過ぎ頃、食料の買い出しの為にバイクの二人乗りで路上を走行中だった35歳と17歳の自警組織に所属するイスラム系住民男性が、バイクに乗った二人組に銃撃され重傷を負い、更に二人の後方をバイクで走行中だった27歳の女性が流れ弾にあたり負傷(報道により銃声に驚きバイクが転倒し負傷)を負うという事件が発生しています。
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