関西外国語大学(大阪府枚方市)は5日、世界26カ国・地域で「DAISO(ダイソー)」を展開する大創産業(本社:広島県東広島市)と協力し、タイの小売店舗などで海外インターンシップを実施すると発表した。
同大学によると、現地の人たちと交流してアジアの多様性に触れ、主体的な課題解決の力を身に付けることが目的。8月19日(火)~29日(金)の11日間、同大学の学生9人が参加する。
学生らは、東部チョンブリー県シラチャの製造工場で3日間、製造工程や設備を観察。効率的な生産管理や、現場での課題解決能力、管理者としての視点を培う。さらに、首都バンコクでは4日間に渡り、実店舗や関連企業で現地の文化やビジネス環境を学ぶ。
一部学生には大学から奨学金10万円を支給。ビジネスで使える語学のスキルアップも図る。
同大学は4月、アジアで活躍するグローバル人材の育成を目指し、英語国際学部に「アジア共創学科」を新設。タイや中国、韓国、ベトナムなどの言語や社会情勢などの学習に取り組んでいる。
大創産業は日本発のグローバル小売業を目指し、「DAISO」、「Standard Products」、「THREEPPY」を国内外で5000店舗以上展開している。