タイ投資委員会(BOI)のナリット事務総長は4日、ドイツの自動車部品メーカーZF(タイランド)社と共同で、ビジネスマッチングイベント「ZFタイランド・サプライヤー・デイ2025」をバンコクのラーマ・ガーデンバンコクホテルで開催した。半導体や電子部品、素材、基礎部品のタイ自動車部品メーカーとZF社とのマッチングを図り、タイのZF生産ラインをアップグレードして貿易戦争の激化に備える狙い。
マティチョンの報道によると、ZF社は今年、世界の自動車メーカーへの輸出を目的に、タイ法人を地域の主要生産・部品供給拠点へアップグレードする予定。事業拡大を支える供給元として、タイ現地の部品メーカーを発掘し、育成する方針だという。
イベントに参加した自動車部品メーカーは200社。ZF社は、要件を満たす企業75社を選定し、商談を行った。
ZFグループはドイツ発の世界トップ5の自動車部品メーカー。欧州や米国、アジア太平洋、アフリカで事業を展開。トランスミッションやサスペンションなど自動車の重要部品を製造するトップクラスの企業で、欧州や米国、日本、韓国、中国の自動車メーカーに納入している。
ZF社は1996年からタイへの投資を開始。現在はラヨーン県とチョンブリー県に5件の生産工場がある。
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