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　三井化学は、タイのポリプロピレン（ＰＰ）コンバウンド生産・販売会社グランド・サイアム・コンポジッツの生産能力を増強すると発表した。

　近年環境規制の強化によって、自動車の軽量化ニーズが世界中で高まっている影響で、ＰＰコンバウンドを使用したバンパーやインパネ材などの需要が高まっているとし、拡大するアジア拠点の自動車メーカーや部品メーカーに対して供給していく。

　三井化学グループは、現在世界で８つの地域（日本、アメリカ、メキシコ、欧州、タイ、中国、インド、ブラジル）に製造拠点、５つの地域（日本、アメリカ、欧州、タイ、中国）に研究拠点を持っている。

　タイの生産拠点であるグランド・サイアム・コンポジッツは、三井化学が４５．２％、ＳＣＧケミカルズが４６．２％、プライムポリマーが３％出資している会社で、ＰＰコンバウンドの製造・販売を手掛けている。