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　三洋化成工業は１４日、タイで永久帯電防止剤の生産設備を新設すると発表した。タイの関係会社サンヨーカセイ・タイランドのラヨーン工場で、年１５００トン規模の生産設備を建設する。２０２１年４月の稼働を目指す。

　今回新設するのは、プラスチックに添加して半永久的に帯電を防止する高分子量タイプの永久帯電防止剤「ペレスタット」・「ペレクトロン」シリーズの製造設備となる。

　近年、電子機器・精密部品の包装・搬送材料用途を中心とした 需要が増加していること、また防爆用途などの用途拡大も進んでいることから、今後の需要拡大に対応すべく、生産能力の増強を決めた。