カシコーンリサーチはスワンナプーム国際空港占拠デモの影響により、08年11月度の輸出額が過去5年で初の減少となり前年同期比 18.6%減の118億7020万US$と発表され、08年12月度の輸出成長率も前年度同月比から連続減少する傾向だと予想している。しかしながら、減少率は11月より少ないと見通し。いずれにせよ、08年最終2ヶ月連続での輸出額減少で、今年度の輸出成長率を当初予想の17.2%から、15.5%に変更する見通しだ。また、前年度同月比輸出成長率のマイナス状態が09年上期まで続くと予測している。しかしながら、来年度輸出シーズンの先物オーダーが入って来れば、来年下期に輸出が再び成長転じると予測。同リサーチによると、09年のタイ輸出成長率予測が0.0%〜マイナス5.0%である。
タイ経済は今後、世界的な景気の冷え込みに影響をうけることは確実で、タイ国及び主要先進国や周辺国の政策等の成果で世界経済が回復する時期を見極める事が重要だとのべた。