タイ政府が本日(25日)、強制排除に向けた措置をとることを強調したことから、在タイ日本大使館より新たに注意喚起が行われています。
以下在タイ日本大使館より注意喚起
反独裁民主戦線(UDD)等によるデモ集会・行進実施に関する注意喚起
(2010年4月25日11:30現在)
1.タイ政府当局は、UDDが集会により占拠している地域(ラチャプラソン交差点~シーロム交差点を中心とする地域)における排除に向けた措置をとることを改めて強調しつつ、周辺の治安要員の配置を強化しています。これに対し、UDD側は警戒を強め、占拠地域外縁の6カ所に設けているバリケード及びバリケードにおけるUDD側検問を強化しており、これら地域での緊張が高まっています。
2.22日(木)深夜、シーロム地区のBTSサラディーン駅、デュシタニホテル付近及びシー・アユタヤ銀行付近において爆弾事件が発生し、死者1名を含め70名以上の負傷者が出る事態となりました。その後も、同地域周辺では小競り合い等が発生しており、今後も再び不測の事態が発生する可能性は排除できません。
3.UDDデモに反対する市民集会(「マルチカラー」グループ)も場所を変えつつ複数箇所で毎夕行われており、25日(日)午後4時から6時頃にかけて戦勝記念塔において1万人規模の集会が行われる予定であり、注意が必要です。
4.ついては、UDDの占拠地域及びバリケード付近、特にシーロム交差点周辺にはできるだけ近づかないようにして下さい。これら地域の近くに滞在する在留邦人、邦人旅行者については、不測の事態に備え、不要不急の外出は控えて下さい。また、各種集会が行われている地域には近づかないようにして下さい。
5.また、これら地域以外の外出にあたっても、報道等から最新情報の入手に努め、不測の事態に巻き込まれないよう十分注意してください。
なお、23日バンコク都に対して外務省の危険情報を「渡航の是非を検討してください」に引き上げられましたので、詳細につきましては外務省ホームページ(http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=007#header)をご確認下さい。
6.なお、本25日(日)、BTSはナショナル・スタジアム駅からチョンノンシー駅までの区間の運行を停止しており、午後7時以降は全線運行停止となる予定です。地下鉄(MRT)については、シーロム駅には停車しませんが全線で運行しています。
【ご参考】
【日本語メディア】
インターネット
・バンコク週報 http://www.bangkokshuho.com/
・ダコ・ニュースクリップ http://www.newsclip.be/
ラジオ
・Jチャンネル24: FM93.75(インターネット www.sakurakiss.net/ )
【英語メディア】
インターネット
・バンコクポスト紙 http://www.bangkokpost.com/
・ネーション紙 http://www.nationmultimedia.com/home/
・MCOT http://www.mcot.net/EnglishNews
ラジオ
・Wave FM88 FM88
・95.5VirginHitz FM95.5
(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
電話:(66-2)207-8502、696-3002(邦人援護)
FAX :(66-2)207-8511