タクシン派団体の反独裁民主戦線(UDD)による大規模集会を3日に控え、在タイ日本大使館より注意喚起が行われています。
以下在タイ日本大使館より注意喚起
反独裁民主戦線(UDD)等による集会実施に関する注意喚起
(2010年4月1日現在)
1.タイ政府は、30日の閣議におきまして3月11日(木)から適用している国内治安維持法について、適用地域を一部拡大し、期間延長することを決定しました。今後のデモの状況等によっては、「道路閉鎖」等の規制措置が取られる可能性もあります。
なお、国内治安維持法適用地域、期間は下記のとおりです。
【4月7日まで延長】
○ バンコク都全域
○ ノンタブリー県(ノンタブリー市、パークレット郡)
○ サムットプラカーン県(サムットプラカーン市、バンプリー郡、バーンサオトン郡、バンボー郡、プラパデーン郡)
※ スワンナプーム国際空港はバンプリー郡に所在します。
【4月2日から6日まで(メコン河委員会首脳会合開催のため)適用】
○ペッブリー県チャアム郡のうち、チャアム市、サムプラヤー市
○プラチュアップキリカーン県ホアヒン郡のうち、ホアヒン市、ヒンレックファイ市、タッブタイ市、ノンケー市
2.他方、UDDは、4月3日(土)に大規模抗議活動を行う旨発表しました。現時点で抗議活動の具体的な形態や時間等は発表されておりませんが、デモ行進や集会場所を移動して大規模集会等の抗議活動が行われる可能性も排除できず、その場合デモ隊の移動経路及び抗議活動が行われる付近では渋滞、混雑が発生する可能性があります。
3.また、バンコク都内各地で小規模な爆弾事件が断続的に発生しており、今後、爆弾事件が頻繁に発生する可能性も排除されません。これまで爆弾事件が発生している政府諸施設、軍関係施設、司法関連施設及びテレビ局等に近づくことは特に注意する必要があります。
4.つきましては、タイに渡航・滞在される方は、本情報を基礎情報として、今後とも報道等から引き続き国内の治安情勢に関して注意を払い最新情報の入手に努めるとともに、今後とも集会・デモ等が開催されている地域の付近には近づかないようにし、不測の事態に巻き込まれないよう十分注意してください。
(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
電話:(66-2)207-8502、696-3002(邦人援護)
FAX :(66-2)207-8511