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　タイ上院選挙が２日行なわれ、バンコクでは開票の結果、反タクシン派のロサナー氏が約７３万票（速報値）を獲得し、２位以下を大きく引き離し当選する見通しとなった。中間層の多い都市部では汚職疑惑が多いタクシン派を嫌い、反対票を投じる有権者が多いようだ。公式な当選者発表は５日に予定されている。

　タイの上院選挙は、定数１５０で、タイ国内７６県から各１人を選出し、残りの７４議席は選挙委員、判事らで構成される独立機関による任命制となっている。９７年の法律では全て公選制であったが、全軍事政権下で昨年、任命制を約半数の７４議席導入した。