タイのペートンターン・シナワット首相は、外国人旅行者の要望を受け、外国の空港と同様に空港内の喫煙所を整備するよう指示した。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、首相府のジラユ・ファンサプ報道官は、タイの空港での全面禁煙について、外国人旅行者から不満の声が上がっていると報告。ペートンターン首相は閣議で、標準的な換気システムを備えた喫煙エリアを空港内に設置するよう指示したと明らかにした。
またペートンターン首相は、非喫煙者の健康を守る配慮も必要だとし、国際的なタイの国家イメージの向上に寄与すべきだと強調。空港内での喫煙を禁止する現行の法律・規制を見直し、必要に応じて改正すると述べた。
ペートンターン首相は、保健省と運輸省、タイ空港公社(AOT)、空港局に対し、非喫煙者に影響しない喫煙エリアを空港内に設置するため、協力するよう要請。
また保健省と関連機関に対し、喫煙所の運営ガイドラインに関する法律・規制を見直し、改正を検討するよう指示した。