タイ商工会議所大学(UTCC)の調査によると、2月12日のマカブーチャ(万仏節)の祝日と2月14日のバレンタインデーの消費額は、前年比2.7%増の約52億バーツに達する見込みだ。
タイラットなどの報道によると、マカブーチャの消費額は同2.8%増の25億バーツ、バレンタインは同7.2%増の27億バーツ(1人平均2287バーツ)で、いずれも過去4年間(2020年以来)で最高を記録する見込み。
UTCCのタナワット会長は、消費額は増加を維持するが、商品価格の上昇により、消費者は支出に慎重姿勢だと説明。またマカブーチャが週の半ばで連休ではないため、旧正月の消費額には届かないと指摘した。
バレンタインデーの消費額はX世代(1960~1970年代生まれ)が最多で、1人平均1669バーツ。両日の消費が多い業種は、ギフトショップ・花屋、レストラン・カフェ、ホテル・宿泊施設、ワイン・飲料小売、チョコレート・デザート店。
UTCCは2025年のタイ経済について、約3%成長と予測。タナワット局長は、第2四半期に徐々に改善し、明確な評価が出るだろうと述べた。今年上半期は本格的な貿易戦争は起こらず、下半期に再評価する必要があるとしている。