東海テレビで放送中の土ドラ「最高のオバハン中島ハルコ~マダム・イン・ちょこっとだけバンコク~」から、主人公・ハルコのバディを務め、地味なアラフォー独身女子・いづみを熱演する松本まりかと、タイの財閥御曹司・ランを演じるタイの国民的俳優ジー・スッティラック(GEE SUTTHIRAK)からスペシャルインタビューが届いた。ジーは日本のドラマ作品初出演。初回放送時もSNSで「舞台がタイ、このイケメンは誰?」と話題に。ベールに包まれたタイの国民的俳優の素顔に迫る!
同ドラマは、大地真央が演じる、名古屋育ちで人生の酸いも甘いも噛み締めた美と愛のスーパードクター中島ハルコが、どえりゃ〜毒舌で庶民の悩みをばっさばっさと斬り倒してく痛快エンターテインメント。シリーズ第3弾となる今作は、日本だけではなくタイ・カンボジア・台湾でも放送されている。
シリーズ第1弾から主人公・ハルコのバディを務めている松本まりかは、「今作はタイやカンボジア、台湾でも同時期放送されるということでとても嬉しいです。タイは3度訪れたことがあります。16歳の時にタイ料理に出会って、もうそこからタイが大好きになりました」とタイとの出会いを語る。
「タイ料理はとても詳しくて、メニューに書かれているタイ語を見れば、どんな料理かだいたいわかります(笑)。最も好きなタイ料理を一つあげるなら…「トムヤムムー」のラーメン。複雑で病みつきになる味にハマってしまいました。その大好きなタイ料理をきっかけにタイの文化や歴史にも興味を持ち、今では本当にタイをこよなく愛しています(笑)」と、意外なタイ通の一面を見せた。
共演するジーの第一印象について、「初めてジーさんにお会いしたのは撮影前にみんなで台本を読み合わせる『本読み』の時でした。片言の英語でおしゃべりするくらいでしたが、芝居というのは国境を越えると感じました。言葉がわからなくても、気持ちが伝わってくるんですよね。それにはとても感動しました」と語った。
「今回、私はジーさんにトキメクという役ですが、人を好きになる、人を愛するということに、言語という壁はないのかもしれないと、ジーさんに思わせてもらえました。同じように芝居というのは、何を言っているのか、セリフはわからなかったとしても、何を言おうとしているのか、彼から滲み出るほど伝わってきて、そこにとても感動しました。2人の関係がどうなっていくのか楽しみです(笑)」とジーとの共演時の感動を話した。
松本まりか演じる不惑の独身女子・菊池いづみの前に現れるのが、タイのイケメン財閥御曹司・ランだ。演じたのはタイで絶大な人気を誇る国民的俳優で日本のドラマ作品初出演となるジー・スッティラック(GEE SUTTHIRAK)。
ジーは「(タイのドラマや映画では)色々な役を演じてきました。男女の恋人役からゲーマー、チンピラ…60代のおじさん役をやったこともあります。何でもやりますよ(笑)ランは、これまでに演じたことがないキャラクターだったので難しかったです。僕が今まで演じてきた役の中で一番『良い人』なんです。欠点らしい欠点がなく、ピュアな心の持ち主なので、どう演じたら彼の内面の美しさや温かさが伝わるか、試行錯誤しました。愛情の表現もステレオタイプにならないよう、監督や共演者とじっくり話し合いを重ねました」と、ランを演じる上での苦労を話した。
日本のドラマ作品への出演に関しては「実は日本に来る前に、ありとあらゆる準備をしてきました。何カ月も前から食事制限を始め身体を絞り、そしてタイにある早稲田大学の日本語コースに通い日本語も勉強しました。日本の雰囲気はとてもきちんとした感じで、スタッフの皆さんも素敵な方達だと思いました」と印象を語った。
「日本の撮影現場は、タイとは何もかも違いますね。仕事の進め方、準備の段階、現場の雰囲気、共演者とのやりとり……ただこの現場で一番感じたのは、お互いの演技のエネルギーを交換する俳優同士のやりとりがタイの俳優のやり方とまったく違っていて、とてもパワーを感じました。言葉で説明するのは難しいですが、すごく良い刺激になっています」。
ジーは日本のアニメや文化にも親しんできた。「日本の文化は本当にどれも魅力的で、語り尽くせません。和食は僕の大好物で、刺身、焼肉、うな丼、ひつまぶし…どれも大好きです。稚内までウニを食べに行ったこともあります。新鮮なウニは、想像をはるかに超える美味しさでした。いつか日本の地方でのんびり暮らしてみたい、という夢もあります」。
タイでは日本のドラマや映画も上映されている。ジーは日本作品について「もちろん大人気です」と話し、「特にアニメは若い世代に人気で、僕も『ONE PIECE』『呪術廻戦』『僕のヒーローアカデミア』などたくさん観ています。日本のラブストーリーも好きで、小松菜奈さんが出ている映画はほとんど観ています。『糸』にはとても感動しました」と語った。
世の悩みや不正を忖度ナシの毒舌でバッサバッサと斬り倒していく作品である「最高のオバハン」。ジーは厳しくも愛情ある言葉を掛けられた自身の経験について「両親は僕に、とても自由に人生を歩ませてくれました。そして僕が間違ったことをした時は『ほらね、今の失敗は良い教訓になったでしょう?これからどうすれば良いのか、何が正しいのか、自分で分かるでしょ?』と言ってくれました。ハルコさんとは違うアプローチだけど、でも問題を抱えている人を立ち上がらせて解決に導いてくれる、という点では同じだと思います」と話した。
ジーは最後に、「今回の『最高のオバハン中島ハルコ~マダム・イン・ちょこっとだけバンコク~』はタイやカンボジアも舞台になっていて、いつもと少し違うハルコさんの世界を楽しんでいただけると思います。僕は初めての日本のドラマ出演でとても緊張もしましたが、皆さんに楽しんでいただけるよう精一杯頑張りましたので、ぜひ応援をよろしくお願いします」と日本の視聴者にメッセージを寄せた。
[放送概要]
【タイトル】「最高のオバハン中島ハルコ~マダム・イン・ちょこっとだけバンコク~」
【放送日時】2025年1月4日(土)~3月15日(土)予定<全11話>毎週土曜日23時40分~24時35分 東海テレビ・フジテレビ系全国ネット
【出演】大地真央 松本まりか GEE SUTTHIRAK 大友花恋 堀海登 合田雅吏 蕨野友也 Davuth Chheang 星野奈緒 船ヶ山哲 / 今野浩喜 Tep Rindaro KITTIPOL KESMANEE
【原作】林 真理子 『最高のオバハン』シリーズ(文春文庫)(『最高のオバハン 中島ハルコの恋愛相談室』『最高のオバハン 中島ハルコはまだ懲りてない!』)
【脚本】西荻弓絵
【音楽】鈴木ヤスヨシ
【主題歌】「Good Vibes」 DXTEEN (UNIVERSAL SIGMA)
【オープニング】「Wonder Woman」 PSYCHIC FEVER from EXILE TRIBE(LDH Records)
【企画】市野直親(東海テレビ) 髙石明彦(The icon)
【プロデューサー】松本圭右(東海テレビ) 中頭千廣(東海テレビ) 古林都子(The icon) 矢ノ口真実(The icon) 深澤 知
【演出】渋谷未来 進藤丈広 保母海里風 加治屋彰人
【制作著作】The icon
【制作】東海テレビ