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　タイ憲法裁は18日、セター・タビシン首相に対する倫理訴訟を７月10日に審議すると発表した。

　プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、憲法裁は関係団体・個人に対し、15日以内に証拠資料を提出するよう求めた。

　上院議員40人は、セター首相が前回の内閣改造で、元弁護士のピチット・チュエンバン氏を首相府大臣に任命したことについて、憲法に基づく倫理基準違反だと主張。セター首相の職務解任を求める請願書を裁判所に提出していた。

　上院議員らは、ピチット氏が最高裁職員へ賄賂を渡した罪で実刑判決を受けた経歴をめぐり、セター首相の任命責任を主張していた。

　公共放送PBSによると、セター首相は1997年10月に憲法裁が設立されて以来、同裁判所で裁かれる5人目の首相。サマック・スンダラウェート氏とインラック・チナワット氏は有罪判決を受け、職務を解かれた。タクシン・チナワット氏とプラユット・チャンオチャ氏は無罪となった。