タクシン派団体の反独裁民主戦線(UDD)幹部チャトゥポーン氏は10日午後1時頃、戦勝記念塔(アヌサーワリー・チャイ)ロータリーで本日午後5時をもって一時解散することを宣言した。ソンクラーン期間に入るため一時的に解散するものの、ソンクラーン後に再び政府と戦うため戻ってくるとしている。
UDD幹部ウェン氏は、「戦勝記念塔周辺を封鎖したことは周辺の病院をはじめ近隣住民に多大な迷惑をかけたことは認める。我々は迷惑をかけるつもりはなかったが、政府に恐怖を与えたかった。」と述べた。
また同氏は、今後赤服にとって重要な拠点である首相官邸もしくはパタヤ組に合流するとしていることから、戦勝記念塔での集会を解散するのみのようだ。
最後にチャトゥポーン氏は、ラチャウィーティ病院の酸素タンクが残り少ないから道路封鎖をやめて欲しいと訴えてきたことについて、既に病院関係車両の出入りは自由にできるようになっており、厚生省による猿芝居に過ぎないと強調した。