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　タイ商務相外国貿易局（DFT）の1月29日付発表によると、2023年1～12月の国境貿易は、前年比2.6％減の1兆7428億800万バーツだった。輸出額は同4.6％減の9807億2900万バーツ、輸入額は同0.2％増の7620億7900万バーツで、2186億5000万バーツの黒字となった。最大の貿易相手国は中国で、貿易額は同44％増の4231億バーツだった。

　プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、近隣4カ国（マレーシア・ラオス・カンボジア・ミャンマー）との貿易額は、同12.1％減の9297億3000万バーツ。輸出額は同10.4％減の5801億バーツ、輸入額は同14.7％減の3496億3000万バーツで、2304億7100万バーツの黒字だった。

　近隣４カ国の最大取引相手国はマレーシアで、同14.6％減の2871憶5500万バーツ。続いてラオスは同0.2％増の2605憶1200万バーツ、ミャンマーは同16.5％減の2203億2700万バーツ、カンボジアは同18.1％減の1617億3600万バーツだった。

　2023年の主な輸出品は、ディーゼルオイル燃料（401億4300万バーツ）やその他精製油（196億7200万バーツ）、パソコン関連部品（151億2000万バーツ）。

　取引額が最も多い税関は、サダオ税関（2262億5400万バーツ）。続いてメーソッド税関（1068億3500万バーツ）、アランヤプラテート税関（971億8500万バーツ）だった。

　2023年の第3国貿易額は、同11.2％増の8130億7800万バーツだった。輸出額は同5.3％増の4006億2900万バーツ、輸入額は同17.7％増の4124億4900万バーツで、115億2000万バーツの赤字。

　第３国最大の取引相手国は中国で、同44.1％増の4231億1600万バーツ。シンガポールが同11.9％減の1066億7600万バーツ、ベトナムが同13.2％減の701億3800万バーツ、その他の国が同9.6％減の2131億4700万バーツだった。

　主な輸出品は、生鮮ドリアン（936億9200万バーツ）、ハードディスクドライブ（776億8500万バーツ）、天然ゴム（TSNR： 282億8000万バーツ）。

　取引額が最も多い税関は、ムクダハン税関（2864億2500万バーツ）。サダオ税関（2079億4400万バーツ）、ナコンパノム税関（953億9200万バーツ）が続いた。

　同局は、2023年の国境貿易について、ラオスの高インフレやキープの下落、ミャンマーの内乱など、隣国の国内情勢より減速したと指摘。一方、第３国貿易額の52％を占めた中国との取引は増加。ドリアンは前年比81.7％増の936億6400万バーツ、ハードディスクドライブは同41.8％増の269億7500万バーツ、加工木材は同49.9％増の191億8700万バーツだった。