タイニュース速報ポータルサイトタイランド通信 タイ株　タイ経済情報

　タイ商務省外国貿易局（DFT）の５日付発表によると、2023年１～11月のタイ国境貿易額（第３国を経由する貿易額を含む）は、前年同期比2.6％減の1兆6002憶4100万バーツだった。プラチャーチャート・トゥラキットが報じた。

　輸出額は同4.5％減の8998億バーツ。輸入額は同0.1％減の7004憶4100万バーツで、貿易収支は1993億5800万バーツの黒字だった。

　11月の国境貿易額は1485憶6600万バーツ。輸出額は743憶500万バーツ、輸入額は742憶6100万バーツで、4400万バーツの黒字だった。

　ラナロンDFT局長によると、11月の国境貿易額のうち、近隣4カ国（マレーシア・ラオス・カンボジア・ミャンマー）との貿易額は788億3300万バーツ。輸出額は489億2000万バーツ、輸入額は299億1200万バーツで、190億800万バーツの黒字だった。

　主な輸出品は、ディーゼル燃料が35億200万バーツ、その他精製油が16億3600万バーツ、飲料が11億4000万バーツだった。
　
　第3国（中国・シンガポール・ベトナム・その他）との貿易額は、前年同月比9.3％増の697億3300万バーツ。輸出額は253億8500万バーツ、輸入額は443億4800万バーツで、189億6300万バーツの赤字だった。

　主な輸出品は、ハードディスクドライブが52億3000万バーツ、TSNRゴム（技術的格付けゴム）は34億4000万バーツ、木材加工品は17億7800万バーツだった。

　11月はラオスとの国境貿易が6カ月ぶりに拡大。貿易総額は、前年同月比3.1％増の235億6300万バーツで、輸出額は同2.1％増の140億7200万バーツだった。最も増加した輸出品は乗用車で、同21.6％増の5億800万バーツ。