タイ東北部チャイヤプーム県を流れるチー川が、大雨のため氾濫し、9郡が浸水している。タイラットの12日付報道によると、農作物の被害額は現時点で4億6800万バーツ。
報道によると、12日時点で、ムアンチャイヤプーム郡、バーンクワオ郡、コーンサワン郡、ノーンブワラウェー郡、チャットゥラット郡、ノーンブワデーン郡、コーンサーン郡、パックディーチュムポン郡、ヌーンサガー郡の9郡で水害が発生。
最も被害が大きい地域はムアンチャイヤプーム郡のバーンカーイ町で、水位が高い状態が2週間以上続いている。水位は30センチから2メートルに達する場所もあり、自動車が通行できない状態だという。
ダムや貯水池の水位は各地で上昇。バムネットナロン郡で貯水率108%、チャトゥラット郡で315%となっている。
同県農業当局は、サトウキビやキャッサバ畑、水田など合計84万7229ライの農地が冠水し、被害額は4億6860万5838バーツにのぼると明らかにした。当局の関係者が、各地の被害状況の確認に向かっているという。