タイ人のプックさんは26日、日本の飲食店で料理人をしている母親の友人が、タイで購入したお茶を日本に持ち込もうとしたところ、大麻取締法違反の容疑で逮捕されたという体験をネット上で紹介した。タイのウェブメディアK@POOK!が報じた。
プックさんの母親の友人で、日本で飲食店を営む店長が、タイからお茶を買って来るよう頼んだことが事の発端。タイにいた料理人がお茶を持って日本の空港に到着したところ、主成分として大麻が含まれていることが判明し、麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたという。
記事によると、飲食店の店長は、料理人が現れなかったため連絡したところ、警察への出頭を求められ深夜2時まで取り調べを受けた。警察は飲食店を家宅捜索。大麻密輸への関与を示す証拠は見つからなかったが、法的手続きには従う必要があるという。
3週間経った26日時点で、料理人は逮捕されたまま。ブラックリストにも記載され、麻薬密輸の容疑が晴れるのか分からない状態だという。プックさんは「本当に不運だ」と嘆き、海外へ荷物を運ぶ人に注意を呼び掛けている。