フジテレビで放映されたドラマ「リッチマン、プアウーマン」のタイ版リメイクを、タイの大手番組制作会社GMMTVが5月初旬から制作を始める。フジテレビ(本社:東京都港区)が28日、GMMTVとリメイク契約を締結したと発表した。
タイ版タイトルは「Faceless Love」。主人公が、人の名前や顔を一度に覚えることが難しい心因性認識不全症候群を患っていることからヒントを得た。
キャストには、日本の漫画原作ドラマ「花より男子」のタイ版リメイクで花沢類役(タイ版での役名はレン)としてデビューした若手俳優のデュウ(ジラワット・スティワニッサック)や、モデルで女優のカオ(スパサラー・タナチャート)らの起用が決まっている。
監督はタイドラマ「Astrophile」などの作品を手掛けたクー・エッカシット・トラクーカシムサック氏が担当する。
ドラマ「リッチマン、プアウーマン」は、人間的に欠落した部分がありながら、偶然と運で「Forbes」に掲載されるビリオネアとなったIT企業社長(小栗旬)と、勉強や資格取得に励んできたにも関わらず、就職先が見つからない東大生(石原さとみ)の、生活スタイル・価値観の異なる2人の恋模様を描いた「格差1000億円ラブストーリー」。
脚本は安達奈緒子氏。2012年7月~9月期に月9枠で放送し、世帯平均視聴率(全11回)は12.4%。第74回ザテレビジョンドラマアカデミー賞では主演男優賞(小栗旬)、助演女優賞(石原さとみ)を受賞し、作品賞で3位に入賞した。