タイニュース速報ポータルサイトタイランド通信 タイ株　タイ経済情報

　タイ政府観光庁（TAT）23日、12月31日から1月2日までの年末年始に国内を旅行するタイ人は約314万人で、経済効果は112億バーツとの予測を公表した。全国のホテル宿泊率は75％で、1位は北部78％、2位は東北部75％、3位は東部72％。避暑地である北部3地域が人気だという。

　商品やエネルギー価格の高騰で家庭への負担が高くなっており、旅行の出費を抑えたい観光客が増えているという。長距離よりも近距離旅行の需要が高くなっており、経済効果は微増に留まる見込み。ただ世界的なリベンジツーリズムの傾向がタイにも現れており、コロナ渦で長く旅行を控えていた反動で旅行熱は高まっている。

　TATの予測によると、観光客に人気のある県（バンコクを除く）の1位は中部チョンブリー県、2位は東北部ナコーンラーチャシーマー県、3位は中部カーンチャナブリー県、4位は東北部コーンケン県、5位は中部ラヨーン県。

　現在の経済状況を理由に自家用車で観光する人が多く、バンコクから近い県が人気を集めた。チョンブリー県のホテル宿泊率は約85％で、ほかの4県と比べて高かった。パタヤ市内で予定されている、BamBamなどの有名歌手が参加するカウントダウンコンサートの影響だという。