タイ刑事裁判書は19日、元記者オーストラリア人男性(41)がタイ王室を批判したとして不敬罪に問われていた裁判で、同男性に対し禁固3年の実刑判決を下した。
同男性は、過去に自身の著書でタイ王室に関する批判を書いたとして、昨年8月31日にスワンナプーム国際空港内で逮捕され拘留されていた。
今回同男性に対して禁固6年の実刑が下されるところ、同男性が罪を認めたため刑を半分の3年に減刑された。
タイには王室に関する批判を行った場合、不敬罪という罪に該当し最高禁固15年という罪がある。昨年は国王のポスターに落書きし実刑判決を受けたものなどがいる。また動画投稿サイト「You tube」に国王を侮辱する動画がアップされ、タイ国内から同サイトへの接続が遮断されたこともある。