10日11時29分頃、タイ中部ノンタブリー県の県庁舎内で、県行政機構長官のトンチャイ大佐が射殺される事件が発生した。警察は、同県選出の元下院議員、チャローン容疑者を逮捕した。
タイラットなどの報道によると、チャローン容疑者は犯行後、現場から逃走したが、現場に戻って出頭した。警察は同容疑者を逮捕し、ラッタナティベート警察署に連行した。
取り調べによると、チャローン容疑者は、金銭問題を抱え、過去にトンチャイ大佐の選挙活動のために貸した1100万バーツの返済を求め、県庁舎内にある同大佐の事務所前にいた。大佐は面会と返済を拒否し、庁舎裏にある車に乗り込んだため、同容疑者は追い掛けて車の窓を開けるよう話したという。同容疑者は「拳銃を取り出したが撃つつもりはなかった。だが運転手も銃を取り出したので、発砲した」と供述している。運転手は軽傷。
警察は、チャローン容疑者を計画的殺人、殺人未遂、公共の場での銃器の発砲、銃器の不法所持の罪で起訴した。
また事件後、警察署でチャローン容疑者が警察官に囲まれながら、喫煙している様子が目撃された。同容疑者は手錠をしていなかった。警察は、チャローン容疑者の処遇に関し、「ストレス軽減のために喫煙を許可した」とし、特別待遇はしないと説明。標準的な手続きに沿って尋問するとしている。