各報道によると、プームヂャイ・タイ党幹部のチャイ・チットチープ氏(下院議長)は18日、同党と民主党両党の幹部の間には依然良好な関係が維持されていると確信しているとし、同党が連立政権から放逐される事はあり得ないとの考えを示した。
この発言に先立って、民主党がプームヂャイ・タイ党を連立から放逐し、代わりにプゥア・ペーンディン党の連立不参加議員を迎え入れ政権を維持する方向で動いているとの噂や、内務省内の汚職疑惑絡みで内務省の2人の大臣や政務官を解任するとの噂が広がっている中で、プームヂャイ・タイ党が民主党の職務遂行を監視する為の委員会の設置に動き出した事に対して、アピシット首相が、権利として監視する事は容認するが、もし不満があるのなら正式にこちら側にぶつけてくるべきだ。そうすれば連立からの放逐の是非に関して検討する事ができるようになると発言していた。
この発言に対してチャイ氏は、先のアピシット首相の発言は、ちょっと口を滑らしただけの大きな問題と捉えるべきものではないと指摘した上で、政権を組織する事は容易な事ではなく、また連立政権内には対立や行き違いはつきものであり、また民主党とプームヂャイ・タイ党の幹部間で依然良好な関係が保たれていると確信していることから、同首相が連立の組織替えに動くことは無いとの認識を示した。
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