各報道によると、警察当局は9日、バンコクのマリニー副知事の甥でもある修士課程に通う24歳(報道により26歳)の男性の他殺体がチョンブリー県ノーンヤイ郡のゴム農園内で発見された事件に絡んで、ムクダハーン県出身の35歳の男とウボンラーチャターニー県出身の42歳の男を逮捕し、ライフル2挺やスタンガン等を押収すると共に、共犯の3人の行方を追っている事を明らかにした。
調べによると、逮捕された2人及び逃走中の3人の5人組は、強制排除以降に困難に晒されている赤服軍団関係者を支援する為にクルンタイ銀行の現金輸送車の襲撃を計画し、実行する為に必要な車を確保する為に、車に女性を乗せてパトゥムターニー県タンヤブリー郡内のラブホテルに入ろうとしていた男性に目をつけ、男性を脅し車に乗り込んだ上で男性を殺害し車を強奪し、同乗していた女性をガソリンスタンドで解放した。
現金輸送車の襲撃が成功した場合は、バンコクとチョンブリー県シーラーチャー郡の赤服軍団に対して4:3の割合で強奪した現金が配分される計画になっていたが、道中各所で治安当局が検問を行っているのを見て恐れをなした、現在逃走中の3人が途中で車から降りてしまった為、計画の実行が中止されていたという。
警察によると、逮捕された2人の男は何れもレームチャバン地区の赤服軍団の自警組織員で、また35歳の男はコーンケーン県内で別途逮捕状が発行されており、42歳の男はクルンタイ銀行レームチャバン支店で警備員として働いていたという。
主犯格の35歳の男は取り調べに対して、バンコクで行われていた反独裁民主主義同盟の集会の際に、約1が月間にわたって仕事に行かずサーラーデーンの警戒に従事し金に困っていた為、自分と同様に長期間集会に参加し職を失い金に困っている者を助けようと思い仲間4人を誘って現金輸送車の襲撃を計画した。犯行に使用した3挺のライフルは一緒に集会に参加していた赤服軍団の仲間から2万バーツで手に入れたと供述しているという。
* 逮捕された2人
http://pics.manager.co.th/Images/553000008458401.JPEG
実況見分の模様
http://pics.manager.co.th/Images/553000008458403.JPEG
タイの地元新聞を読む