各報道によると、法務省特別捜査局の民主党が絡む2億5,800万バーツの迂回献金案件捜査チーム長のウォラチャイ・アーラックラット警察中佐の私用車内に置いてあったノートパソコンが何者かに盗まれていた事が6日明るみになった。
ウォラチャイ警察中佐が5月中旬に首都圏警察本部パホーンヨティン署に提出した被害届によると、私用車であるベンツをラチャダーピセーク通り上に駐車していた際に、何者かが車のガラスを割り車内に置いてあったノートパソコンを盗んでいったとされ、また実行犯が車内にあった他の金目のものに一切手をつけていない事から、当初から民主党の解党申請要件となった迂回献金疑惑に関する捜査資料が保存してあったノートパソコン目当てに犯行に及んだ可能性が指摘されている。
一方、迂回献金疑惑関連の捜査資料が保存してあるノートパソコンが盗まれた事に関しては選挙委員会のアピチャート委員長は7日、まだ事実関係を確認していないと断った上で、仮に実行犯が捜査資料に記録されている証人に関する情報に基づき脅迫する事を意図していたとしても、既に選挙委員会側でも証人に対して尋問を行い記録を保存している事から、民主党に対する解党申請手続きに影響を与える事は無いとの認識を示した。
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