民主主義市民連合は26日昼過ぎ、バンコクのラーチャプラソン交差点を占拠し集会活動を展開している反独裁民主主義同盟に対する厳格な措置を政府及び軍に対して要求する為に、29日10:00に平和維持本部が置かれている第11歩兵部隊近衛師団本部前に集結する方針である事を明らかにした。
各県の傘下団体に対しては、同様に29日に各県内の基地前に集結し同盟に対する厳格な措置を要求するよう指示した。
連合は、同盟が、軍や警察車両を差し押さえたり、パホンヨーティン通りに検問所を設け、更に各地で破壊活動を行うなど、国内のいたるところで政府の実権を掌握しているにもかかわらず、政府側はそれを放置したままにしている事に強い不満を示した上で、政府に対して違法行為を侵している同盟やテロリストに対する明確な対策方針を示すと共に通常の政治的な手段で解決できない問題に対しては軍事的方法で解決に乗り出すべきであると指摘した。
更に、政府に対して、同盟が実権を掌握している地域に非常事態宣言を適用すると共に戒厳令を発令し軍事的手段で集会活動やテロリストに対して措置を講じるべきであると指摘した。
また、連合は全国の同志に対して、今後発表する同盟の集会活動やテロリストを支援している企業に対する不買運動及び情勢に対する正しい情報を一般国民に伝える為の活動を展開するよう要求した。
尚、連合によると、現時点では同盟に対抗する大規模行動を展開する方針はないものの、今後の情勢次第では、活動レベルを段階的に引き上げて国内正常化実現まで活動を継続させる用意があるという。
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