アピシット首相は6日16:30前に放映された緊急特別放送の中で、ラーチャプラソン交差点や集会禁止路線で活動を展開しているデモ隊に対して、反独裁民主主義同盟幹部による人員動員を意図した捏造情報に惑わされないよう訴えた。
アピシット首相は、かかるデモ行為が違法であることをチラシ等を通じてデモ隊に周知徹底を図ってきたが、同盟の幹部は政府側が不当な強制排除に動いていると喧伝しデモ隊の動員を図っていると指摘した上で、この様な状況下で取締を進める事は衝突を招くだけで最善では無いと判断し警戒にあたる当局側の戦力の一時撤退を指示した事を明らかにした。
また、アピシット首相は、政府に対して断固たる措置を要求する声があがっており、好ましくない状況にあることを認めたが、今後の対応に関しては厳格に法を適用し、国際基準に則り段階的に措置を講じると共に捏造情報を流布している幹部に対して何らかの措置を講じる方向で検討すると述べるに留め詳細を明らかにする事は無かった。
アピシット首相によると、仮に10日迄に情勢が改善しなかった場合はアメリカ訪問を見直す考えだという。
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