バンコクのラクシー区内にあるコンビニエンスストアー内で万引きで摘発され、警察に突き出された小学1年生の自閉症男児(8)の今後の成り行きに注目が集まっている。
各報道によると、男児は24日14:00過ぎに友人グループと一緒にコンビニエンスストアー内にいるところで、菓子や児童用バッグ等約100バーツ弱(報道により75バーツ)を万引きしたとして店舗側に摘発され、首都圏警察本部トゥンソーンホーン署に突き出されていたもので、男児の母親(31)は、男児が自閉症で判断能力に劣り、自分の意志を明確に言葉で言い表す事が出来ないこと、また過去に万引きで摘発された事がないことから、被害額を全額補償する事を条件に和解を申し出たが、店舗側は同様な万引きによる被害を防ぐために法に基づいた厳格な処分を警察に要求し、両者間で平行線を辿っている。
警察によると、和解の仲介に乗り出しているものの、店舗側が法的処分を要求している限り、その意向に従い所定の処理を進めざるを得ないという。
男児の母親は、夫と死別した後に一日300バーツの日当で男児を含む3人の子供の面倒を見ており、また男児には毎日25バーツの小遣いを学校に行くときに持たせていたという。
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