反独裁民主主義同盟は9日、仮に政府側が10日に開催が予定されている集会の強制中止に乗り出した場合は、集会参加者を首相官邸前に移動させ、そこで集会を継続して開催する考えである事を明らかにした。
この発言に先だって、政府側が集会開催の延期ないしは16:00迄の集会終了を要請する方向で動いているとの噂が広がっていた。
同盟によると、10日0:00頃からバンコクの民主記念塔前でステージの設営作業を開始し、同日12:00から24:00迄集会を開催する予定だという。
一方、9日開かれた同盟の幹部会の席上で、幹部のウェーン・トーヂラーガーン氏が、全土赤色化運動の一環として、今後の活動方針を決定すると共に同盟の活動状況を監視する為に、反独裁民主主義同盟全土赤色化委員会を設立すると共に各県の傘下団体に対して県レベルの赤色化委員会の設立を呼びかけるよう提案していた事が明らかになった。
また、同じく幹部のヂャラン・ディッターアピチャイ氏は幹部会の席上で、30万以上居ると見られる赤服軍団だけでなく、同様に民主主義を要求する為に闘っている1,000万人以上の赤服以外のグループに属する者の取り込みに注力するべきであると指摘していたという。
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