反独裁民主主義同盟幹部のナタウット・サイグゥア氏は29日、アピシット首相の首相としての欠格要因になり得る重要な証拠を掴んだ事を明らかにした上で、今後の首相の対応次第では何らかの法的措置も辞さない考えである事を明らかにした。
ナタウット氏によると、重要な証拠はアピシット首相が下院議員として初当選し議員として認証を受けた時点では民主党の党員では無かった事を裏付けるもので、仮にこれが事実であれば下院議員の資格要件として定められている最低60日間の党在籍期間を満たしていなかったことになり、この時点にさかのぼってアピシット首相の下院議員としての適格性が問われるだけでなく、首相としての適格性及び刑事責任も問われる事になるという。
ナタウット氏が公開した資料によると、アピシット首相は1992年6月15日に民主党に入党した事になっており、仮にこれが事実であれば同年1月に同首相が初当選を決めた時点では未だ民主党の党員になっておらず、虚偽の申請で選挙委員会から当選証書を受け取っていた事になる。
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