ラーチャパット大学が行う世論調査スワン・ドゥシット・ポールが全国の1,638人の回答者を対象に7-9日にかけて行った調査で、回答者の40.81%が高齢である、党内に反対派が存在している等の理由をあげチャワリット元首相のプゥア・タイ党合流が同党の次期総選挙での勝利に結びつく事が無いと回答し、カリスマ性がある、政治経験が豊富であるとの理由をあげ勝利に結びつくと回答した34.69%を上回り、更に同元首相を仲介人とした国内和解実現の可能性に関しても、41.93%の回答者が政治家だけでは国内和解推進は不可能であるとの理由をあげ和解推進実現は不可能であると回答し、25.81%の回答者が情勢が激化している、同元首相はタクシン元首相の影でしかない等の理由をあげ殆ど実現が不可能、19.35%の回答者がおそらく実現可能である、12.91%の回答者が可能であると回答していた事が明らかになった。
また、チャワリット元首相の合流がプゥア・タイ党の体質強化に繋がる可能性に関しては、53.06%の回答者が一時的に記事のトップを飾ることが出来る話題作りの為の合流でしかない、東北地方の票田に依存する体質に変化は無い等の理由をあげ変わらないと回答し、32.65%の回答者が政治経験が豊富で尊敬に値する大物である等の理由をあげ体質強化に繋がる、14.29%の回答者が経験豊富な多くの党員をまとめるのに困難が伴う、今回の合流が党内の一部から受け入れられていない等の理由をあげむしろ体質低下に繋がると回答した。
更に、チャワリット元首相が党内の結束強化に貢献できる可能性に関しては、39.46%の回答者がプゥア・タイ党には依然タクシン元首相に代わるような人材がいない等の理由をあげ殆ど貢献できないと回答し、24.49%の回答者がチャワリット元首相は単なる首相経験者でしかなく、タクシン元首相だけが党に指示できる立場にある等の理由をあげ貢献できない、22.44%の回答者が貢献できる自信が無ければプゥア・タイ党団長という新しいポストを設けて合流を呼びかけた党に合流するはずが無い等の理由をあげ貢献できる、13.61%の回答者が政治経験が豊富である等の理由をあげ多少は貢献できると回答した。
一方、チャワリット元首相の党合流に対する心証に関しては、最も多い26.54%の回答者がプゥア・タイ党が選挙に向けた体制固めを行っているとのシグナルを政府に送る意図があると回答し、25.80%の回答者が党内の対立解消、党の体質・結束強化を意図したもの、19.44%の回答者が政治引退を表明した人物の合流に驚かされた、17.69%の回答者が間違いなくタクシン元首相が党合流を働きかけた、10.53%の回答者が単なる政治ゲームでしか無く、それ以上のものではないと回答した。
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