アヌポン陸軍司令官は1日、メキシコで発生したとされる新型インフルエンザの感染拡大防止対策を協議する為に今月7日から8日の日程でバンコク内で開催される東南アジア諸国連合保健相会談の安全を100%保証すると語った。
この発言は、同日開かれたプラウィット防衛大臣や国軍及び陸海空の各司令官等を交えて行われた会議関連の警備対策に関する協議終了後に記者団に語られたもので、アヌポン陸軍司令官は、まだステープ副首相から正式に警備分担に関する指示を受けていないと断った上で、軍側は警察側の警備を十分に支援する用意ができており、会議の安全を100%保証できる自身があると語ると共に今回開かれる会議が新型インフルエンザという集会勢力の抗議に結びつかないテーマを扱うことから大きな混乱が引き起こされる可能性はきわめて低いとの認識を示した。
一方、アピシット首相は、会議開催前日の6日に反独裁民主主義同盟が閉局措置が講じられているDステーションや地方の同盟/赤服軍団系コミュニティー・ラジオ局の放送再開を要求する首相宛の書状を届ける為にラーマ5世像前から首相官邸に向けたデモを計画している事に関して、既にパッタヤーで東南アジア諸国連合関連会議の開催が中止に追い込まれたケースを教訓として警備体制の見直しを進めており、また会議では新型インフルエンザという公共性が高い社会から協力を得られるテーマが扱われることから、特に同盟側のデモに関して大きな懸念は持っていないと語った。
参考 (新型インフル関連)
タイ公共保健省関連
http://beid.ddc.moph.go.th/th/index.php?option=com_content&task=view&id=419303&Itemid=199
日本厚生労働省関連
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/
WHO関連
http://www.who.int/csr/disease/swineflu/en/index.html
ASEAN関連
タイの地元新聞を読む