ウィタヤー公共保健大臣は30日朝、ネーションチャンネルの電話取材に対して、世界保健機関が新型インフルエンザの警戒レベルをフェーズ5に引き上げた事を受け、国外からタイ国内の空港に到着する全ての旅客に対して新型インフルエンザ感染拡大地域からの渡航履歴の有無や体調、タイ国内の滞在先等を記入する質問票の提出を義務づけると共に、全到着旅客に対して体温測定装置によるスキャンを行う方針である事を明らかにした。
ネーションの英字速報によると、これまでは感染地域からの到着便の旅客に対してのみ体温スキャンを行い、高熱が確認された旅客に対してのみ質問票の提出を義務づけていたという。
また、ウィタヤー公共保健大臣は、メキシコに滞在中の学生を含む105人のタイ人に関してはこれまでの調査で全員が新型インフルエンザに感染していない事が確認されている事を明らかにした上で、仮にメキシコ在住のタイ人が帰国する場合は、専門の宿泊施設を設けて検疫を行う方針であることを明らかにした。
参考
タイ公共保健省関連
http://beid.ddc.moph.go.th/th/index.php?option=com_content&task=view&id=419303&Itemid=199
日本厚生労働省関連
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/
WHO関連
タイの地元新聞を読む