アピシット首相は14日17:30頃放送された特別放送の中で、情勢の掌握作業はほぼ完了したが、依然油断せず警戒を継続する必要がある状況にあるとして非常事態宣言を引き続き施行する方針である事を確認した上で、国民に対して軍や警察の姿を見ても、あくまで不穏な動きの再発を防止する為に任務を遂行していると理解し驚くことが無いよう呼びかけた。
また、アピシット首相は、首相官邸前での反独裁民主主義同盟の集会の解散が宣言された後も、複数箇所で数十人、数百人が赤服を脱いで、仲間の集合を促すために政府が過剰な手段を講じた、国民を殺害したと訴えていると指摘した上で、あらためてこれまで行われた制圧行動で死亡したのはデモ隊側からの攻撃で死亡した2人の市民だけで、政府側は一切隠し事を行っていないと主張すると共に国民に現在逃亡中の一部幹部等の摘発に繋がる情報提供に協力を求めた。
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