14日10:00頃、陸軍のサンスゥン報道官は特別放送の中で、非常事態対策本部側が既に十分にデモ隊を掌握し、20分前現在首相官邸前に座り込んでいるデモ隊が2,000人にまで減少している事を明らかにした上で、一般大衆の生命・財産を保護し国内治安を維持する目的で発令された非常事態宣言に基づき首相官邸前を占拠しているデモ隊の制圧行動に入る事を明らかにした。
また、同報道官は、これまで行われた制圧行動は人身に危険を及ぼす恐れがある赤服軍団の排除ではなく赤服軍団により封鎖された路上を開放し破壊活動を未然に防ぐために行われ、また、一貫して拡声器を使用した交渉から放水、ガス弾、盾と棍棒を所持したデモ隊への突入という国際基準に則り制圧行動が行われ、銃の空に向けた威嚇発砲は必要と判断された時のみに限られていた事を強調した。
更に、同報道官は、これまでに赤服軍団が封鎖した15箇所の路上が既に当局側のコントロール下にある事を確認した上で、安全確保の為にウルポンの交差点、ヨムマラートの交差点、パーンファーの交差点、ラーマ5世像前、ディンデーンから戦勝記念塔間の路上、スッティサーンからミトラマイトリー間の路上に関しては安全確保の為に封鎖措置を講じる必要があることを明らかにした。
地方に関しては、既に赤服軍団に占拠されていたコーンケーンのNBT、パトゥムターニーのタイコム社の中継施設、スリンの駅の制圧を終えコントロール下に置いた事を確認した。
また、前日23:30頃に バイクに乗った2人組がマーブンクローンセンター近くの軍の検問所に向け銃を発砲し軍関係者1人が負傷を負うという事件や 乗用車に乗った人数不明の者がトゥクチャイの交差点付近の軍の検問所に向け銃を発砲し、幸い人的被害を免れるという事件が発生していた事を明らかにした。
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