サマック元首相が会員制ニュースサイト"ドークビヤ・トゥラキット"とのインタビューの中でタクシン元首相は国益よりも私益を重んじている取り巻きの政治家により潰される運命にあると指摘していた事が明らかになった。
昨年12月23日の総選挙の際に自らをタクシン元首相の代理人と名乗り選挙運動を展開していた事でも知られるサマック元首相はインタビューの中で、自分が首相になって初めてタクシン元首相を取り巻いている政治家の多くが国益よりも私益を重んじた誤ったアドバイスをする傾向があるろくでもない者達であることを知ったとした上で、自分が首相だった時代にも私益を追求する彼らのアドバイスにより飾り物の首相に仕立て上げられてしまっていた事を明らかにした。
サマック元首相によると、タクシン政権と民主主義市民連合が対峙していた時代には、取り巻きが実際には1万人以上が連合の抗議集会に集まっていたにもかかわらずタクシン元首相に対しては1,000人程度しか集まっていないと報告した事が、タクシン元首相が情勢の見極めを誤る事に繋がったという。
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