親タクシン派放送局DTVのヂャトゥポン・プロームパン氏は20日、赤服軍団の最強硬派の1人であるウドンターニー県の親タクシン派を率いているクワンチャイ・プライパナー氏に対して、今後の赤服軍団に対する対応を明確にするよう放送の中で訴えた。
この発言は、クワンチャイ氏がマティチョン紙の取材に対して、プゥア・タイ党を事実上支配しているタクシン元首相の実妹のヤオワパー・ウォンサワット女史の関係者から、"金銭絡み"で各地の赤服軍団に対して活動を一時中止して欲しいとの要請があった事を明らかにした上で、DTV幹部のウィーラ・ムシッカポン氏、ヂャトゥポン・プロームパン氏及びナタウット・サイグゥア氏の3人組に対して強い不快感を示し、3人組との共闘離脱を強く示唆した事を受けたもの。
マティチョン紙の取材に対してクワンチャイ氏は、ソムチャーイ前首相の夫人でもあるヤオワパー・ウォンサワット女史配下のブンソン・タリヤーピロム氏との間でプゥア・タイ党本部内で行われた話し合いの席上で、ブンソン氏側から、明確な党のリーダーが不在な状態下での活動により誤った方向に走るおそれがあること、また、赤服軍団のバンコク入り等を支援する為の金銭絡みの問題がある事を理由に各地の赤服軍団に対して一時活動を中止して欲しいとの要請があった事を明らかにした上で、事実上全国の赤服軍団のリーダーとして認識されているDTV3人組が、各地の赤服軍団の主体性を無視し人員動員の為に何時でも動ける忠実な部隊でしかないとの認識を持っている限り赤服軍団は消滅の方向に向かう運命にあると指摘していた。
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