クーデター政権時代に外国人記者クラブで行われた発言が不敬罪に問われている反独裁民主主義同盟旧PTV系幹部のヂャクラポップ・ペンケー氏(元首相府大臣)は13日、あらためて容疑を否定した上で、今後も引きつづき嫌疑を晴らすために闘い抜くと語った。
この発言は、警察の送検理由開示の為に検察庁刑事局に出頭した際に語れたもので、ヂャクラポップ氏は、捜査員から「問題となった(英語で行われた)発言からは違法性は確認できなかったが、発言の意図に悪意があった」として送検すると伝えられていた事を明らかにし、不公正且つ非民主的な手続きにより送検が行われたと主張した上で、まだ警察側による立件が充分に行われていないとして、引きつづき検察に対してコメンテーターで先のバンコク知事選挙で落選したナタゴン・テーワグン氏を始めとする英語の専門家を中心にした複数の証人への追加尋問を要求する考えである事を明らかにすると共に、喩え政治的な活動の中止と引き替えに送検を見送るとの取引を持ちかけられようなことがあろうとも政治的な活動を中止する考えは無いと語った。
ヂャクラポップ氏によると、問題とされた英語での発言の"正しい"タイ語訳をサイトや各地のコミュニティーラジオを通して公開する予定だという。
タイの地元新聞を読む