11日、3政党の解党による失職及び死亡により空席になっている29議席を埋める為に22県26選挙区で行われた補欠選挙で、ラムパーン県内の選挙区から出馬している、チェンマイ県の赤服軍団"コン・ラック・チェンマイ51"の最高顧問でもあるプゥア・タイ党公認のペーチャラワット・ワタナポンシリグン氏が民主党公認のカヤン・ウィポロムチャイ氏に離され落選がほぼ確実な状況にある。
ペーチャラワット氏は、ウドンターニー県の赤服軍団を率いているクワンチャーイ・プライパナー氏と並ぶ赤服軍団の最強硬派として知られ、また、選挙運動期間中には、赤服を着こんだ支持者が応援の為にラムパーン県を訪れていたチュワン元首相に卵等を投げつけ応援活動を中止に追い込んだこともあった。
また、チュワン元首相に卵を投げつけた赤服軍団の多くが県外の住民だったとの指摘もある。
一方、11日22:00前現在の非公式集計結果によると、旧チャート・タイ党系のチャート・タイ・パッタナー党が10議席、民主党が7議席、プゥア・ペーンディン党が3議席を確保し、連立政権側が20議席を確保する一方で、野党側はプゥア・タイ党が5議席、プラチャラート党が4議席を確保し合計で9議席を確保する見通しになっている。
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