チャワリット元首相が党最高顧問の立場で、シーサケート県内の選挙区で行われている補欠選挙に新希望党から出馬している同党党首のチンチャイ・モンコンタム氏の選挙活動を応援している事が明らかになった。
新希望党はチャワリット元首相が設立した政党で、第一次タクシン政権成立後まもなくタイ・ラック・タイ党に吸収合併されたが、タイ・ラック・タイ党への合流を嫌ったチンチャイ氏が党首に収まり新希望党の名を存続させていた。また、現在はタクシン元首相に忠誠を誓っているチャルゥム・ユーバムルン警察大尉もタイ・ラック・タイ党への合流を嫌いムァンチョン党を設立していた。
一方、チャワリット元首相は、民主党を中心にした多数派工作が行われていた際に、サノ氏が提唱しプゥア・タイ党が追随していた挙国一致内閣構想への支持を表明し、旧新希望党出身の議員を中心に働きかけを行っていたとされ、当初民主党支持を表明していた、タクシン元首相よりもチャワリット元首相に対する忠誠心が強いと言われるワーダ会派が首相指名国会直前になって支持を撤回した背景にチャワリット元首相の働きかけがあったと言われていた。
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