12日朝、ナラーティワート県ランゲ郡内で、小型トラックに乗った人数不明の一味が市場内で販売する果物類を積載し路上を走行中だった小型トラックに向け銃を乱射し、運転中だった仏教系住民男性と4歳になる娘が死亡し、同乗していた男性の妻と息子が重傷を負った。
同県タークバイ郡内では、11日5:00過ぎ、モスクでの礼拝を終え帰宅の途にあった同郡警察署に所属する巡査部長(46)が何者かに銃撃され重傷を負った。尚、報道により礼拝に向かう途上で銃撃されたとするものもある。銃撃を受けた巡査部長側も所持していた拳銃で応戦したが、実行グループ側の被害状況は不明。
また、同県ルゥーソ郡内では、11日7:00過ぎ、教師の警護作業にあたっていたレンジャー部隊の車列にあわせ爆発物が爆発し、レンジャー部隊関係者3人が軽傷を負った。
更に、同県バーヂョ郡内では、10日午前、学校が放火され教室棟2棟が全焼した。また、火災発生の通報を受け現場に向かっていた海軍関係者と路上脇で待ち伏せしていた人数不明の一味との間で数分間に渡る銃撃戦が発生し、海軍関係者1人が負傷を負い、一味側1人の身柄を拘束した。
パッターニー県サーイブリー郡内では、11日夕方前、水道局職員の51歳の男性が自宅前付近で何者かに銃撃され重傷を負った。
同県ノーンヂック郡内では、11日夕方過ぎ、バイクで路上を走行中だった品種改良研究所に勤める51歳の男性が、バイクに乗った2人組に銃撃され重傷を負った。
また、同県ガポー郡内では、10日夜半、路上の警戒作業中だったレンジャー部隊関係者と人数不明の一味との間で約5分間に渡る銃撃戦が発生したが、部隊関係者側に人的な被害は無かった。
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