サマック首相は15日朝放送された定例政見放送の中で、民主党側から首相宛に提出された内閣の職務遂行や政府の政策に関して審議する議決が伴わない一般審議の開会要求を拒絶する方針を明らかにした。
発言の中で首相は、現在開会されている特別国会は来年度予算案及び3-4件の重要な法令を審議する為に開会されたもので、民主党や上院議員側が要求しているような一般審議を開催できるような時間的な余裕が無いとして、要求を拒絶する意向を明らかにした上で、政権が発足して4ヶ月しか経っていないにも拘わらず、特別国会の期間中に一般審議の開会を要求してきた民主党や上院議員は、気が逸りすぎていると語り不快感を示した。
また、民主党側が、一般審議の受け入れが拒絶された場合に内閣不信任決議審議案を議会に提出する方針を明らかにしている事に関しては、やましいところが無い自分にとっては恐るるに足るものでは無いとして、憲法の規定に則り通常国会期間中に提出される限りは受け入れる意向であるとした。
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