警察は10日、バンコクやサムットプラーガーン県内で居眠り中だったり酒を飲みながら仕事をしている職務怠慢の警備員を見つけては木や鉄の棒で殴り7人を死亡させ、10人に負傷を負わせた容疑でノーンカーイ県出身の30歳の警備員の男を逮捕し、1メートル長の木及び鉄の棒等を押収した。普段男はサミティウェート病院シーナカエリン分院で警備の任務に就いていた。 これまでに、男はバンコク内で15回の犯行で6人の警備員を、サムットプラーガーン県内では3回の犯行で1人の警備員を死亡させている事が確認されている。 7月に男がバンコクのカーンナヤーオ区内を通るラームイントラー通り沿いにある自動車ショールムの警備員を殴った際に記録されていた監視カメラ映像、及び男が警備員から盗んだ携帯電話の通話記録からノーンカーイ県内に住む男の妻との通話が確認された事が逮捕の決め手となった。
男は取り調べに対して、過去に職務中に居眠りをしていた同僚の警備員を起こしたことで激しく叱責されて以来、雇い主に媚びを売りながら職務中に居眠りをしたり酒を飲みながら仕事をする様な報酬分に見合った仕事をしていない警備員が許せなくなり、職務怠慢の警備員を見つけては棒で殴るようになった。殴った後は、殴られた警備員が持っていた飴やチョコレート、携帯電話等を盗み、盗んだ携帯電話はシーコンスクエアー内で下取りに出し換金していたと証言しているという。【社会の最新記事】
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