・8日20:30前、ヤッラー県ラーマン郡内で、イスラム系住民男性親子が自宅付近に潜んでいた人数不明の一味に銃撃され9歳の息子が重傷。難を逃れた父親(45)は村自警組織員で、所用を終え自宅に帰り着いたところで銃撃を受けた。 ・8日夜半、ヤッラー県ラーマン郡内で、2歳(報道により3歳)の娘を乗せバイクで路上を走行中だった43歳の仏教系住民男性が、バイクに乗った2人組に銃撃され死亡し娘が負傷。男性はパッターニー県パーナレ郡の土地局の職員。 ・8日夜半、ヤッラー県県都内で、バイクで路上を走行中だった19歳のイスラム系住民男性が何者かに銃撃され重傷。 ・9日早朝、ナラーティワート県ルゥーソ郡内にある交通警察官の宿舎の屋根上で爆発物が発見される。回収作業に取りかかる際に一味側が遠隔操作で起爆を試みたが不発に終わる。現場は踏切操作担当係官の詰め所の正面付近。 ・9日午前、ソンクラー県サバーヨーイ郡内で発生し一味側5人が死亡した銃撃戦の際に身柄を拘束された30人内女性7人の身柄を釈放。 ・9日午前、34歳と20歳の男性が地域指導者に連れられソンクラー県県都内にある軍基地に投降。2人は何れも同県サバーヨーイ郡出身で、分離主義組織に参加し数年間マレーシア国内に潜伏し、また同様に組織に参加していた複数人の友人が当局への投降を希望していると証言。 ・9日、ナラーティワート県スンガイ・ゴーロック郡の警察当局は、一連の不穏な動きに関与した重要容疑者の自宅で行われた家宅捜索で押収されたPVC管の中に総額3,000万バーツ以上のタイ紙幣が隠されていた事を明らかに。紙幣は1.5mから3m長の7本のPVC管の中に隠されており、何れもマレーシアとの国境上で行われた麻薬取引によって得られた利益で、域内における破壊活動向けに投下される予定だった可能性も取り沙汰されている。
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