先に政界進出宣言をしたチャイアン・サムタナニット氏は23日、政界の顔ぶれに変化が見られないとして先の宣言を撤回した。 マッチマー会派及びルゥアム・ヂャイ・タイ会派の両方から合流の打診があった事でも知られるチャイアナン氏は撤回発言の中で、パラン・プラチャーチョン党を始め党名だけが新しくなるだけで、結局政界を取り巻く顔ぶれに変化は無く、立場をハッキリさせているのは民主党だけであると指摘した。 しかし、同日朝にマッチマー会派とルゥアム・ヂャイ・タイ会派が共同で新党を結党する動きにチャワリット元首相(元タイ・ラック・タイ党最高顧問、元新希望党党首)が合流する意向を示したことと、今回の撤回宣言の関係については明言を避けた。 尚、新党結党に向け各会派との調整に動いているルゥアム・ヂャイ・タイ会派のプラディット・パトラウィシット氏は23日、チャワリット元首相に対して合流を打診した事や、同元首相から直接合流の意向を受けていたとの報道を否定している。 一方、スラユット首相の前任の陸軍司令官でタイ・ラック・タイ党時代には防衛大臣を務めた事もあるチェーッター・ターナヂャーロー大将は23日午前、正式にサノ・ティヤントーン氏系のプラチャラート党へ合流する意向を明らかにした。 この合流を受けサノ氏は、近々党会議を開きチェーッター大将の党内の役職割り当てについて検討をする方針を明らかにしたが、一説にはサノ氏はチェーッター大将に党首を譲る意向であるとされ、チェーッター大将側も党首に就任する用意があると発言している。 参考
チャイアナン氏、政界進出宣言【Coup D'etatの最新記事】
タイの地元新聞を読む